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このブログの内容
小学校の通常学校で行う発達障害がある子・周りの子も輝く特別支援教育
あなたが得られること
①実例別の行動の原因と対応法
②周りの子からも不満が出ない指導法
③深刻な二次障害への対応策
※この記事単独ではなく、今までの記事、これから連載される記事をご覧ください。
信頼性
私は、小学校教諭を定年退職しました。
その後も再任用、講師として継続して勤務しています。
学級担任、少人数指導、特別支援学級担任を経験させていただきました。
現在も、特別支援学級担任として勤務しています。
そこでの実践を生かし、知見したことに基づいて吟味した情報を発信しています。
☆☆☆ 順番やルールを守れない ☆☆☆ (特性:ADHD)
【なぜそうなるのか?】
●ルールをすぐに忘れてしまう
発達障害のある子のなかには、最初に決めたルールをきちんと理解していなかったり、自分の都合の良いように解釈したり、一度理解したことを忘れてしまったりする場合があります。
それは、状況を見て適切な判断をする力が弱いために起こるもので、わざとやっていることではありません。
また、発達障害がある子のなかには、自分の思い通りにならないと、我慢ができずに大声でわめき散らしたり、ものを投げたりして、激しく反発する子もいます。
途中で自分が悪いと気がついても、感情が高まっているため収集がつかず、切り替えができなくなってしまいます。
【個別の対応策】
●あいまいな指示はしない
「列に割り込んではいけません。」などといった、曖昧な注意の仕方では伝わりません。
「列の一番後ろに並びなさい。」と、具体的な例を示して、ルールをきちんと守らせるように徹底しましょう。
また、その子の感情が高ぶっているときに相手の気持ちを説明してみても聞き入れられません。
●具体的な場面を想定して教える
・遊びの輪に入りたいときには、「入ってもいい?」と声をかける。
・友達に誘われてもやりたくないときには、「それは、今はやりたくない。ごめんね。」と言って断る。
など、具体的な場面をあげて、適切な行動を教えてあげましょう。
【学級全体への対応策】
●学級の結束力を高める
どの子も成長の途中であり、助け合うことの大切さを普段から意識的に教えていきます。
学級目標には
①みんなで
②協力
③助け合う
④思いやり
といった言葉を入れましょう。
掲示して、子どもたちに常にその目標を意識させます。
仲間はずれのような場面があったときには、「学級の目標は、何でしたか?」と確認させるようにしましょう。
今回は、以上です。
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このブログの内容は、月森久江先生の本を参考文献としております。
月森久江先生の講演を聞いたことがあり、私の実践とつながることが多々ありました。
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